多田羅迪夫紹介ブログ

多田羅迪夫紹介ブログ2022〜

2023年如月 近況と出演予定

令和5年如月。

皆様お元気でお過ごしでしょうか。

お蔭様で私も無事に暮らしております。

今月は、誕生日にあたり、多くの方々にお心にかけて頂き誠にありがとうございました。

 

ここ数年、健康維持のためにトレーニングジムで、ボクササイズをしていることをお伝えしたかと思いますが、最近は「男の古典フラ」のクラスにも参加し始めました。

ハワイ語Hula"フラ"は、ハワイアンダンス『踊り』の意味。

まだ少人数ながら、好奇心を持って新たなことを始めるのは愉しいものですね。

腹筋と背筋を意識して、ボクササイズとはまた違った体幹を鍛えるのにも効果がありそうです。

 

コロナ禍での公演休止期間を経て202353(水・祝)14:00 東京文化会館 小ホールで「二期会バッハ・バロック研究会」の20周年記念コンサートもようやく開催の運びとなります。

 

私はソロでバスの中のカンタータや重唱も歌います。こちらも頑張らねば‼︎

 

二期会バッハ・バロック研究会 20周年記念コンサート」

202353日(水)13:30開場

14:00開演 東京文化会館小ホール

4,000円(全席自由)

 

演奏曲目は、J.S.バッハ作曲の教会カンタータ140-6 をはじめ、世俗カンタータや受難曲、バロック期に活躍した作品も演奏します。

 

私のソロは、J.S.バッハ カンタータ 82  Ich habe genug(BWV82)

【私は満ち足りています】 より第3番のアリア いざ眠れ、疲れし眼よ Schlummert ein, ihr matten Augen,

 

安らかな死についての歌詞は、穏やかで満ち足りた境地とともに癒しを感じさせる名曲です。

お世話になっている皆様への日頃の感謝の気持ちを込めて演奏したいと思います。

 

Schlummert ein, ihr matten Augen,
 Fallet sanft und selig zu!
 
Welt, ich bleibe nicht mehr hier,
 Hab ich doch kein Teil an dir,
 Das der Seele könnte taugen.
 
Hier muß ich das Elend bauen,
 Aber dort, dort werd ich schauen
 Süßen Friede, stille Ruh.

 

故郷、香川県坂出高等学校同窓会関東支部「関東松濤会」総会・懇親会など中止になっていた主行事も今年はようやく開催できそうです。

 

また、先日は、セイコーハウス銀座ホールにて、漆芸家・若宮隆志さん率いる漆芸の職人集団「彦十蒔絵」による―変態する漆器―展に行ってきました。

漆工芸(しっこうげい) の蒔絵の歴史は1200年前にまで遡るそうですが、伝統ある漆や技術のを受け継ぐ気鋭のマイスター集団が、未来へ向けて何を発信してゆくのか、興味津々。

伝統的な意匠や文様のみならず、泉鏡花の小説「夜叉ヶ池」から着想を得た大作やデジタル技術を使った蒔絵の新しい魅せ方に感心するとともに、ひとつの藝術作品をプロ集団が協働して創り上げる方法は、総合藝術であるオペラにも通じるものがあるなぁと感じます。

 

日用使い品とは対局にあるような遊び心と気の遠くなるような制作時間を要する蒔絵作品たち。

 

プロデューサー若宮氏が想像力を解き放った意匠設計を木地、塗り、上塗り、加飾のそれぞれのプロフェッショナルが具現化する。

 

観察と発見と創出を究める和の巧(マイスター)たちの存在に想いを馳せ、その精神が溶け込み、相乗効果を生み出して、妙なる調和となって作品として再構築された様を目の当たりにし、暫し時を忘れました。

 

また、長らく音楽監督を務める「館林第九合唱団」の方は、館林市里山日本遺産指定記念5周年や国際交流、友好都市「名護市」との交流なども視野に入れ、12月に全力投入する方向で、ウインターコンサートに統合した企画を皆で練っています。

私も日々新たな気持ちで音楽の道と人生を究め、新たな発見や出会いを大切に、毎日を過ごしてゆきたいと思います。

 

それではまた!